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測定解析方法


 図に示す評価システムは廉価な装置で構成しました。



@プレーヤからの再生アナログ波形  

AADCによりデジタル化されたデータ  
 録音、再生タイミングにより図のようにサンプリング点はCDとSACDで全く異なります。  

Bサンプリング点を図のようにずらしながら、CD波形のサンプリング点 − SACD波形のサンプリング点を計算し、最小となる位置を見つけます。  
 計算は20ms間分のデータを使用。すなわち、20ms間の両者の波形がもっとも一致する点を求めます。  
 しかし、図のように±1サンプリングのずれは生じ、それが誤差となります。  

Cサンプリング間を直線補完してCD波形のサンプリング点 − SACD波形のサンプリング点を計算し、最小となる位置を見つけます。  
 今回は1サンプリング間を10分割して最小点を見つけました。  
 より正確に求めるためには、サンプリング点間をSinC関数で補完したほうがいいが、今回の方法でも-40dB以下の差信号が容易に得られたので、計算が簡単な直線補完としました。