■デノンPMA-390の忠実度
●音楽信号を使いPMA-390の忠実度を求める
音源はサリナジョーンズの明日に架ける橋を使いました。低音から高音までバランスがよく
DRは15と大きく、所謂海苔マスタリングではないので、気持ちよく聴け愛聴曲の一つです。
▲負荷が8Ω純抵抗の場合
入力信号に対し差信号は-40dBを大きく下回り、忠実度は99%以上と明らかです。
▲負荷がスピーカ(タンノイ、スターリングの場合)
アンプの出力にはスピーカを繋ぐので、純抵抗ではなくスピーカを負荷にすべきというご指摘にしたがい
スピーカ負荷の場合の忠実度を求めてみました。
入力信号に対し差信号は-40dBを下回り、忠実度は99%以上と明らかです。
アンプの出力インピーダンス0.1Ω(仕様値)と小さいのですが、スピーカのように
インピーダンスが大きく変動する場合、アンプの周波数特性にうねりを生じ、
差信号は大きくなります。この周波数特性のうねりを補正するとさらに差信号は小さくなりますが
忠実度が99%以上と求まりましたのでこのケースでは補正を加えませんでした。